「〇☓△□♪☆・・?!」

真っ赤な顔になった夏樹は、

言葉にならない声を発した。

・・・

思わず吹き出しそうになったが、

ここは職場。

何とか冷静になり、吹き出すことは

押さえた。

・・

「早く仕事に戻りなさい。

…定時まで、まだ1時間はあるだろ?」

真剣な顔で言ったオレに、

夏樹はふてくされた顔のまま、

デスクへと戻っていった。

・・・

ホント、

夏樹を苛めるのは楽しい・・・

・・・

オレも相当、

厄介な男かも・・・

なんて、自分で思った。