【続】意地悪なご主人様

『お待たせしました。


協議の結果、採用されたのは・・・






企画部のモノに決定しました』





・・・

オレは予想外の結果に、

驚きを隠せない。



「…負けたよ、東条。

お前たちの資料は、完璧だった。

流石と言うべきか?」


そう言ってオレに握手を求めてきた

巧・・・

・・・

オレは無言のまま、

巧の手を握りしめた。



・・・

勝負には勝ったのに・・・