【続】意地悪なご主人様

・・・

拍手と歓声の中、

説明が終わった。

・・・

「東条部長」

「…なんだ大久保?」


「大丈夫です。

私たちの内容も、素晴らしいんですから」

そう言って笑ってくれた夏樹のおかげで、

緊張がほぐれていくのが分かった。

・・・

オレはフッと笑った。


「当たり前だ。

この勝負、俺達の勝ちだ」

・・・

そう言って前に足を進めた。







・・・

説明が終わったが、

何の拍手も起きなかった。

…ダメだった…か。