ごくり、とそのミルクティを飲む雪夜はとてもかわいい。
「…雪夜、」
「んー…?」
「眠いでしょ」
「…あぁ」
とろーん、とした顔でこっちを見てくる。
ミルクティは落とさないように頑張っているようだ。
「…寝ようか」
「…あぁ」
そう言って、テーブルに飲みかけのミルクティを置き、立ち上がった。
洗面所に行き、コンタクトを取って、歯を磨く。
ウトウトしてる雪夜は、今でも壁に頭がぶつかりそうだ。
リビングから2人で自分達の寝室へ。
「俺もこっちで寝る」
甘えてきた雪夜。
あたしは、いつもそれに逆らえないでいる。
「しょーがない、」
雪夜と一緒にベッドに潜り込み、そのまま意識を手放した。