いつもは白兎からの依頼はほぼ無いに等しいのに…。
…めずらし。
こくり、とタピオカ入りのカクテルを飲む。
壁にかかっている白兎が好みっぽい時計を見ると“23:21”
「(ちょうどいい時間だな、)」
ちらり、と雪夜を見るともうカクテルは全て飲んであって、白兎と何か話してる
コップに手を伸ばし、微妙に残っていたカクテルを飲み、カウンター席から降りた。
「お、もう行くのか?」
「あぁ。早めに終わらせておきたいからな」
「自由だよな、雪音は」
「まぁ、これも雪人似の一つだな」
またなんかを話し始めた二人。
