とても、だるい高校の入学式も終わり、その日の夜は“狩り”
結局、雪夜は首席で入って答辞みたいなものをやらされていた。
帰る時に雪夜から散々愚痴を聞かされた。
そして、夜になり“狩り”を始める。
今は車の中。
「…まだ?」
何十分も車の中にいるため、飽きた。
「もうちょいじゃね?…なんか、そういう時だけ子供っぽいよな」
「…うるせぇ」
「(お…?照れた、)」
あたし達が今向かってる場所は…
情報屋。
毎週毎週“染まって”いる奴を探して狩るだけでなく“ある場所”から依頼されたものもやる。
依頼されたものは結構、“狩る”のに難しいため、あたし達がハッキングやクラッキングをしても出ない場合がある。
ほんとに頼るのはたまに、だか。