雪夜と別れてからすぐに雪夜達の後を追うようにして校舎に入った。



「(雪音が早くしろ、と言うぐらいだから何かあんのか?)」



雪夜がいつも雪音に言ってるイメージしかないから、驚きだ。


もしかしたら、初めてかもしれない…






俺の隣にいる片割れの方は、急に顔を赤くしたりと忙しそうだ。



「なぁ…水希、」


「ん…?何?」




「まじであの2人を知らねぇのか?」


「うん」



「…まじ?」


「知らない。初めて会ったし。なんか、蒼希は知り合いっぽかったね」




「……」


「…ん?」






もういいや。

この際だから言っとこ。