双子に恋した双子

あと10メートル――…




「(もう制服なんて、気にしない)」



スピードを上げて、近づく。




あと、3メートル――…




もうちょっと。
もうちょっとだ…




あと、1メートル――…



そして“2人”の横を通り過ぎる。










「……朝から元気だな」


そんな声が聞こえた気がして、走らせてた足を止めて後ろを振り返る




「(…なんだろ、この空気)」






この2人だけ周りと違う