あたしは、ずっと保健室にいた。 「あ、ユキじゃん。どうした?また、泣いてんの?」 どうして、この人はあたしが泣いてると突然やってくるのだろう。 「あたし、ユキヤが好きっ…彼氏になってっ…優輝くんなんか嫌だっ。ユキヤがいいっ…」 「それって、告白?」 「…っ…」 「いいよ。俺でよければ」 「ユキヤがいい」 うちらは、本物の恋人同士になった。 これから起きることなんて、考えずに…。