「蒼井様?赤ちゃんが生まれました。どうぞ、中へ」 「…あ、どうも」 看護婦さんに言われ、中に入る。 「蒼井くん、この子…優希菜の生まれ変わりかな…?」 あぁ、やっぱり優希菜の母さんも忘れてないんだな。 忘れるわけないか…。 まだ、1年しか経ってないもんな…。 確かに、あれは、あの思い出はここにあったんだ。 「ちょっと、お母様。この子は、普通の人間の子じゃ…ないんです…」