「お母さん、いつもありがとう」 「何、急に。気持ち悪い」 「ひ、ひどいな!でも、うちをここまで育ててくれてありがとう」 「家出でも、するつもり?」 「うーん、うちには期限があるんだって」 「はぁあ?」 「信じてもらえないだろうけど、うち…ロボット…なんだって」 「ロボット…」 お母さんは、呆れているのか 口をぱっくり開けて、目は点になっている。