「……一人?」

私の前に急に現れた。
誰?コイツ…

「なんであんた、お昼休みに一人なの?」

どきっとする。

「…あ、あなたには関係ないじゃん。てゆーか誰?」

「あ、聞いちゃう?」
なんだこの人。うざ…

「私の名前はシオネ、時を旅する者。」

シオネ…どっかで…
「…あ!」

私は思い出す。この人、朝テレビに出てた…

「あんた、連続誘拐犯でしょ!」

シオネは驚く。

「時を旅するって……あぁそうかだからみんな急にいなくなったって…」

シオネは少し、ふっと笑った。

「うん、じゃあそういう事にしとこっかな」