そして、その後ここちゃんとショッピングした。
「亮ーっ!これ可愛くない?」
そう言って、ここちゃんはキラキラした可愛いストラップを見せてきた。
この子は、お金目当てのタイプか。
「買ったるわ。貸して?」
レジに持っていく為に、相手から受け取ろうと手を差し出した。
でも、
「ううん?自分で買うよっ!」
「、、、え?」
買って欲しいんとちゃうん?
「あ、私の事、そこらへんの男を捕まえてお金を貢がせるような人だと思ったでしょ?」
図星で、苦笑しているとここちゃんはクスッと笑った。
「私はそこまでじゃないよっ!」
クスクス笑いながら、首を振る。
「そーなんや。」
そして、レジに消えてゆくここちゃんを見送る。
何や、変わった子やな。
今までの子と、、、ちゃう。
当たり前やけど、環は他のどの女とも違うタイプ。
やから、好きになったんやろーな。

