次の日
｢あっ･･･真田おはょ｣

昨日の事は気にしないことにした。

だって、どんなに考えても、私は、真田を笑顔には出来ないから。
｢おはょ。優。｣

えっ？！？！
今、名前で呼んだ？
私の名前？

｢えっ？ちょ？いきなりなによ！真田！びっくりした｣
｢だって、俺が、志音の事忘れられるまで、お前、俺の彼女だろ？｣
にっ･･･て意地悪な笑顔を浮かべた。

真田が･･･真田が、笑った。真田が笑った。

ぽろぽろ

｢ちょ！森田！ごめん！冗談だから！優とか呼んですまん｣
私は、首を横に振った
｢嬉しかった！嬉しかっただけ。真田が笑ってくれて･･･嬉しかったの！｣
はっwwって真田が笑った。
｢お前といると、本当に、変なこと考えてなくてもすむからいいな｣

真田が、私の頭をポンポンしてくれた。

｢真田･･･。｣
｢雪斗･･･だろ？優。仮にも彼女なんだから｣

･･･かっ顔が。
真っ赤になるのがわかった。
｢うわww真っ赤じゃん。俺がお前の最後の彼氏かもしれないんだから、ありがたく思えよ。｣
―カチン。
｢はあぁあぁぁぁ？調子乗らないでくれる？あんたが元気ないから、私が忘れさせてあげたいって思っただけだから。彼女になりたくないから！｣
嘘です。嘘でも彼女になれて内心、かなり喜んでます。
｢まぁww彼カノの方が、なんかおもれーし？いいじゃん。｣
｢優･･･｣
ドキ･･･
｢なに？ゅ･･･ゅ･･･雪斗///？｣