「真田の事好きなん?」
・・・バレバレなのか?!
「へっ・・・いやっ・・・違う・・・ょ・・・」
いやいや・・・私動揺しすぎだろ
「頑張れよ」
えっ・・・?
「俺はお前を応援してるから」
「あっありがとう」
後藤から意外な言葉が飛び出した。
「後藤・・・なんかあんたに出逢えて本当に良かった。ありがとう」
涙が頬を伝った
「べっ・・・別に・・・。」
後藤の、目つきが悪くなった。はじめの頃は怒ってるのかと思ってたが、目つきが悪いのは、怒っているんじゃなくて、照れているんだってわかった。
「これ、俺からお前にプレゼント」
え!後藤からプレゼント
「ありがとう!凄く嬉しい。でも後藤はなんでこんなに私に親切にしてくれるの?」
「お前が馬鹿親切だから」
その時、後藤がなに言ってるのかよくわかんなかった。
「馬鹿・・・親切・・・。素直に喜べないし」
「別に喜ばせようとか思ってねーよ」
男ってなんでこんなに腹立つ事しか言わないんだろう
「お前は、もっと素直になった方がいいと思うよ。俺は」

後藤が頭をポンポンって叩いてきた

むぷーって可愛こぶってほっぺを膨らませると後藤から
「きめー」
っていわれた。でも顔が少しピンクに染まった
「可愛いって思った癖に」
意地悪してみた。
真っ赤になってるし

なんか・・・後藤と出逢えて本当に良かった。
後藤がいなかったら今頃、泣いてるよ。