それから私達は、近くのお店に入った!

「あっ!それじゃあ各自、家族とかにお土産買って集合ねー」

うわー!スヌーピーのキーホルダー超可愛い。 自分へのプレゼントとしてかっちゃおうかななんて考えて、キーホルダーを見ていたとき、
くまさんのキーホルダーが目に入った。
くまさんを2つ繋げると、くまさんの持っているのがハートになるっていう・・・ロマンチックだな。
真田とおそろで持ちたいなーなんて浮かれていると
「森田」
って後ろから、真田の声が聞こえた。
私は手にもっていた、くまさんのストラップをすぐに直し、真田の方を向いた
「どっ・・・どうしたん?」
真田が自分の頭をかきながら、頬を赤色に染めている

「その〜志音にプレゼント買いたいんだけど一緒な選んでくれないか?」
一気に現実に引き戻された気分だった。
そっか・・・私、真田の恋愛相談相手なんだ。
「どーゆうのがいいと思う?」
「うーん。どうだろう?普通に筆記用具とかのほうが使ってくれるかなー?っておもうな?あとは!キーホルダーとか・・・」
真田はなるほどなって顔している。
「あっ、じゃあ俺これ買おうかな」
そう言って真田が手にしていたのは、ピンクのブレスレット。
えっ・・・私のアドバイス聞いてたか?聞いてないよな
でも。可愛い。
いいなぁ。志音は。
「可愛い!いいよ真田!最高だよ」
これは私の本心だった
「本当か?よっしゃー。ありがとな。森田」
目をキラキラ輝かせて真田が会計をすませに言った。
さっきから私の鼓動と一緒に痛みが襲ってくる。
いたいや。
「お前・・・」
耳元で呟かれた言葉
「なっなに?後藤」