「へー教えなさいよー!私達親友でしょー」
親友なんて・・・思ってもないことを。
「親友・・・ね?誰にも言ったこと無いから・・・内緒だぜ?」

真田が自分の唇に人差し指を当てていった
「志音だょ。姫野志音。」
志音は真田の幼なじみでお隣さんで一つ年上でショートがよく似合って、正義感強くて優しくて、綺麗で、私を女の群から助け出してくれた・・・。志音の事が好きなんだ。
私は、地獄に突き落とされた・・・。
絶対に表情にだすな。
私が真田を好きって真田にバレたら最後・・・口きいてもらえないかもしれない。
「なっ・・・なんで叶わないのよ!」
「あいつ好きな奴いるんだよ。俺の兄ちゃん。」
ここって、普通やったーって思うところなのかな?
私は胸が凄くいたいや。
「真田!私が恋愛相談のってあげる!私そういうのはよく頼られるから。!!!」
「まじか・・・心強いよ。ありがとな。森田。」

「あっ・・・そう言えばさー明日のことだけどー・・・?森田?」

頑張った。頑張った。頑張った。頑張った。頑張った。頑張った。頑張った。
泣かなかったよ。でも、真田におやすみって言い忘れちゃった。
あれ以上あそこにいたら、私泣いたから。絶対。
とりあえず、ジュース買おっと。

んっ?人影・・・。てか、後藤か
「えっ!なんで森田泣いてんだよ」
「後藤・・・今日私が泣いてたこと秘密にしてくれるかな」

「森田・・・」

ヤバい・・・。涙が。
ーーーポロポローーー
「後藤・・・ごとうぅぅぅ」
情けない。情けない情けない。
「森田顔あげろ・・・ょ。俺今日転校してきて・・・先生からは迷惑がられるし、すげー傷ついてたけど、森田が一緒の班に誘ってくれて、雪斗と淳に出逢えてすげー嬉しかったし楽しかった。ありがとう。これ・・・お礼っつーかショボいけど・・・」

そう言って、後藤は苺牛乳をくれた。
気持ちが嬉しかった
「後藤・・・ありがとう。あんた不器用だけど優しいんだね。」
「別に優しくねーよ。おっ俺寝るから。」