「いいじゃん!期待したって!!!恋って自由だよ!ちょっと位期待しないとやっていけない!もしかしたらあの人も私の事〜って夢見るのが女の子だよ?夢見て当然!期待して当然!恋したらなんでもありだよ?良いじゃん?想像したってさっ?」
藍子・・・。
「藍子ありがとう」

凄いな〜。藍子の言葉って私をこんなにも勇気つけてくれる。部屋に帰ってちょっとゆっくりしていた。
あっ!!!そう言えば海

「藍子!海ー・・・」

すーすー
隣をみると、藍子が気持ちよさそうに、寝息をたてていた。
よっぽど疲れたんだね。藍子に布団をかけてあげた。

今何時だ・・・。

えっ・・・もう、12時早いなー。でもまだ寝れそうにないしなー。せっかくだから、海行ってみようかな?

ザブーン・・・
サブーン・・・

気持ちいい・・・。
砂浜で座っていた。綺麗だな・・・。
「森田?」
急に名前を呼ばれた。
「はいっ?」
後ろを振り向くと真田がいた。

真・・・田・・・?
「なっなに?私のストーカー?」
あぁ・・・私可愛くない。
「ちっげーよ!馬鹿か!」
「たまたま、小さい窓あったから、カーテン開けてみてみたら、海あったからきてみた」
・・・話題・・・。話題・・・。
「浅田と後藤は?」
「あはは。二人とも、風呂入って、はしゃいで・・・部屋帰ったら、そのまま寝た」
「本当に?藍子もだよ」
なーんだ。普通に話せるじゃん
いつもと違うことなんて夜会ってる事だけ・・・か。
「そういえば、後藤意外と明るい奴だったね」
「ああ。そうだな。隼人お前にすげー感謝してたよ。しかも俺も、お前いい奴だなーって思ったよ」
ふって笑った。
潮風に揺られる真田の髪が、私の心臓をよりいっそう早くした。
ードキドキー
「ねっねぇ。真田って好きな子いるの?」
「えっ?ああ・・・好きな奴・・・いるよ?」
ふって笑った・・・。
居るんだ・・・。
「絶対叶わないけど」
そなときの、真田の顔は、本当に本当に切なかった。