うふふ
浅田可愛いなー
「ぉい淳!!!」
真田が浅田の肩に手を回した。
「なんだよ?雪斗」
「森田はな人の嫌がる姿を見て快感を得ているんだよ!あんなやつ本気になるほうが馬鹿らしいって」
「確かにな!雪斗のゆーとうりだよ」
「あっ・・・あんたたちいい加減にしなさいよー」

私が切れかける寸前だったとき藍子が声をあげた
「あっ!みんなそろそろバスに乗らないと!8時だ」

その一声で私達は、バス停まで歩いていった。

帰りのバスではみんなぐっすり眠っていた。
気づくと旅館だった
「さー!部屋戻ろうぜ!雪斗と隼人」
淳が二人を引き連れて帰っていった
「さー私達も戻ろっか?藍子」
藍子はまだウトウトしていた
一階のロビーでチップを渡して、部屋に戻った

「あっ藍子知ってた?旅館の後ろって海なんだって〜」
私がそう言うと、藍子がまぢで?といって、小窓をあけた
「うわー本当だ優!月の光に照らされてキラキラしてるよ」

うわーっ!!!本当だ・・・。綺麗。

ざざーっ
心地よい潮風が運ぶ海の香り。
「ねぇねぇ!優後で行こうよ」

うわっ。藍子が子供に見える。可愛い

「うんっ。いいよ」

「じゃあ露天風呂あるらしいからーいこっ」

絶対今回の修学旅行金かかってるって思った
だって風呂広い!広すぎるよ!!!

「ふぅー今日は楽しかったねー藍子」
「だね!!!浅田君の意外な顔見れちゃったし!私超幸せだった」
藍子。浅田に告っちゃえば良いのに
「優は今日どうだった?」
「楽しかったよー。でも私、期待しちゃうんだ。期待したら駄目だよね」
「なんで!!!」
って言って、藍子が私の手をぎゅーって握ってきた。
めっ珍しい。藍子が感情的になってる。