『ざわざわ』
朝から教室が賑わっている。
何故って今日は席替えだから。
真田との1ヶ月。
早かったなぁー!

「こら!みんな席つけ」
先生の一言でみんな席についた。
「今日は席替えだ!でな、席替えの事についてだが、今月は修学旅行があるよな。で修学旅行くらい好きな奴と回りたいよな。だから今月は仲良し男女4人〜6人のチームお前らが作っていい。」
きゃーって歓声が上がった。

女子が直ぐに、真田のまわりに群を作った。

・・・。(泣)私も真田と・・・真田と一緒に回りたいよー・・・。
「ゆーぅ」
肩をポンって叩かれた。
「藍子?」
藍子がちょいちょいって真田を指さした
「一緒の班になりたくないの?」
私は・・・。
「なりたい!藍子私真田と一緒の班になりたい」
そーゆーと、藍子がクスっと笑って私の背中を押した。
「まずわ、挑戦だよ!」
ありがとー。藍子

いざ真田の所にいったのはいいものの、女の子の壁で真田に話しかけれない・・・。
「ちょ・・・さな・・・だ!真田〜。」
いくら読んでも届かない。
でも諦めない
「真田っ!さな・・・だ!」
「真田雪斗ーーー!!!」
私はクラスに響く位の声で真田をよんだ。

シーン・・・。
「わっ・・・私と一緒の班に・・・。」
言葉がつまった。
なんて言うか考えてなかった。
一人で顔真っ赤にしてると、真田が私の手をつかんで
「俺も、お前となりたかったんだ」
って微笑んだ・・・。
かっかっこいい////