「それで何するつもり?」
って聞くと、羽依佳は不適な笑みを浮かべて答えた。
「あんたを殴り殺す」
ゾクッ。
本気だ。こいつ・・・。
「死んだ後は、屋上から飛び降り自殺してたって先生にゆーからww安心して?ねっ?」
安心できるか!!!最後のねっ?って声が可愛くてさらに寒気がした
「何回も殴ったら、殴り殺されたってばれると思うけど?」
ヒリヒリ痛む、頬を抑えて、私は羽依佳を睨みつけた。
「大丈夫ww一発で終わらせるから。」
私は本当に死を覚悟した。はぁーあっけないww
人生の終わりが女の醜い嫉妬ってー。
「じゃーーねー」
最後に羽依佳の不適な笑みを見て、私は目を閉じた。
バシャー
水の音が聞こえた
・・・あれっ?
痛くない。私は恐る恐る目を上げた・・・。
羽依佳がびしょ濡れだ。
「え、あんた何で濡れてんの?」
私がビックリして、聞いた。すると、羽依佳は上を向いて
「あんたーなにすんのよ!!!」
私も上を見上げた。
・・・綺麗すぎて言葉を失った。
白い肌にショートカットの髪がよくにあってる。耳にはピアス。パッチリ二重。
「あっごめーん。手すべったわ。」
その子は、右手にバケツを持ってヒラヒラさせていた。
「あっ!その子殴るの邪魔してごめんねー?私今丁度、風景録画してて、大きな声聞こえて、何してるのかなーって思っただけだから」
えー!!!普通止めるとかするよねっ?
そんな事を想っていると
「ちっ」
て羽依佳が舌打ちした。「あんた、何処から、録画してたのよ!!!」
