―ﾐｰﾝﾐﾝﾐﾝ―
蝉の声が何処か遠くで聞こえる

あぁーあっちー。
なんだょ。この暑さ。

まぁ8月なのに、暑くないのはおかしいけど･･･。

もう直ぐ9月だ。
一日一日すぎてゆく。
席替えがやってくる

真田と離れたくないな。
9月は修学旅行あるし尚更･･･
私と藍子と真田で回りたいなー///

藍子に真田の事を話したら
『優！私は優の味方だからね！何でも相談にのるよ』って言ってくれた。
｢もりたー。森田優いるかー｣

んっ？誰か私をよんでる
声の方に目を向けた。
んっ？知らない顔が勢揃い。
女の大群だ･･･。
まさか告白か。告白なのか？

って私はレズか!!!
｢何か？｣
まーなんか気軽くー
｢ちょっと付いて来な。｣
なんだこの時代遅れのヤンキー姉ちゃんは･･･。｢｢はっ･･･はい･･･？｣
私は渋々ついて行くしかなかった。
めんどっくっさ。

｢あんたさぁ・・・｣
うわ。なんかよくあるパターンじゃない？
私漫画でみたことあるわ。なんかー主人公に嫉妬した、女子の群がお決まりのパターンで
｢真田様の何なの？｣
うわー！キタコレ
予想的中だしっ。
ぷっ･･･真田様って！
｢んっ？真田がどうしたの？｣
冷静に対処しよう。
｢真田様といちゃつきやがって！腹立つんだよ｣
･･･はぁーなる程
｢腹立つんだー。カルシウムちゃんととらなきゃねー。あんまり若いうちから、カリカリしてると白髪とか早く生えてくるかも･･･気を付けてね｣

思ったこと素直に言った
｢ざけんな｣
えっ？何で切れてんの？｢女子ってさー本音言うと切れるよねww意味わかんない｣
｢もとは真田様にあんたが近づくからいけないんだよ｣
おいおい･･･説得力ないし
｢たまたま、隣の席になっただけなんだけど？｣
そーゆーと、先頭にいた、女の子が私を殴った

いった

｢なにすんのよ｣
その子を見た･･･。
うわー･･･可愛い。凄い可愛い。フワフワの長い髪が太陽の陽に当たってブラウン色がさらに透き通って見えた。
｢うっぜーんだよ｣
･･･怖っ。
｢何が真田だよ。お前が雪斗様を呼び捨てにしてんじゃねーよ。｣

怖い怖い怖い。
ギャップの差が激しい
｢おい、あれもってこい｣
んっあれ？
｢羽依佳(ういか)本当にいいの？｣
羽依佳･･･名前まで天使。
すると、羽依佳は金属バットを持ってきた。
流石に私は寒気がした
狂ってる