・・・物凄く嫌な予感がするのは私だけだろうか。
その日は宿題なんてする気にもなれず、藍子の家を後にした。

次の日

「優!!!」
げっ・・・なんで、私の靴箱の前に、光輝が居るのよー。

「はぁー。何?」

「俺、お前に好きになってもらえるように頑張るから・・・時間くれないか?」

これは昼ドラかよww
「勝手にすれば」
てか私いまめっちゃモテモテな女みたい

優越感ww

私はめっちゃ走って、
教室に向かった。

(はぁはぁはぁ)

「お前何息切れしてんの?」
「真田・・・。おはよ」
私最近真田と普通に話せる。うざい奴何だけどね?

「あっあぁ。おはよ」
珍しい。真田が驚いてる。まぁ。そりゃー驚くよね・・・クラスメイトが、朝一で、急ぐ時間でもないのに息切れして、教室に入ってきて、第一声が、おはよだったら、私でも驚くよ。

「てか真田いっつも朝来るのはやいよね。」
「あぁ」って真田が呟いてニコッて微笑んだ。

「俺、誰も居ない教室が好きなんだ」
「変な趣味っ」って言ったら、真田に頭をチョップされた

あはははは
真田と居ると辛いこと忘れられる。

その時
「優!!!」
・・・光輝・・・。疲れた。
疲れた通り越して気持ち悪いわ!!!
「誰あいつ?」
真田が相づちしてきた
「元彼・・・。」
っていったら真田がふーんってどうでもよさそうな顔で答えた。
光輝が何食わぬ顔で教室にズカズカ入ってきた。
「おいお前!」
光輝が真田を指さした。指をさされた真田は不思議そうに首を傾げる。
「お前だよ!お前!」
光輝が明らかに怒っている。
「えっ俺?」
真田が、何で俺ってかおで、自分を指さして、苦笑いしている。
「お前優の何なんだよ!」
ちょいちょい光輝君?君は何を言ってるのだ?

真田がしばし動揺しながら
「ん〜?隣の席の関係かなー」
真田の一言が張り詰めた空気を、一気に消滅させた。

「あははははは」
私は思わず笑ってしまった。
「真田・・・隣の席の関係ってー(笑)なにそれー」

「だってそれ以外なくね」
「光輝・・・私どんなにあんたに付き合ってくれって言われても付き合えない・・・てか付き合わないけど・・・。それでもいいなら頑張れば?」

すると光輝が笑顔で
「ありがとう」
って言って、教室を出て行った。