俺がそう言うと杏里は、一瞬驚いた顔を見せたけどすぐにいつもの顔に戻り''いいよ''といった。
あやまってもあやまりきれないほど俺は申し訳ないと思ってる。
「あっ…今また余計なこと考えたでしょ?私はべつにおこってないよ??だからそんな顔しないで?」俺はそんなことをいわれとっさに自分の顔を両手でおさえた。
「俺また顔にでてた??」
俺は昔から嫌なことがあったり嬉しいことがあったらすぐに顔に出てしまうらしい。
「うん…で…てた…くくっ」
杏里は俺の行動がおかしかったらしく
腹をおさえて必死に笑うのをこらえていた。
「おい…!わらうなよ!」
俺は急に恥ずかしくなってその場にうずくまったーー。