「……まぁ、そう言われればそうか。うん……ごめん、鳴海ちょっといいすぎた」
「え、あぁ……こっちこそひどいこと言ってごめん」
あれ?終わった……の?
一気に方がついたこのケンカ。
改めてカグのほんわかパワーは最強だと思った
放課後、ケータイで屋上に谷上を呼び出した。
あたしが着いた頃にはもうアイツはすでに来てた
「どうした?いきなり呼び出して」
何であんたはニコニコしていられるんだよ!?
「どうした?じゃないわよッあんたのせいで思わず本音出ちゃったじゃない」
「えー、あれ本音だったの?さすがにあそこまで嫌われるとこの俺でも傷つくんだけどなぁ」
「あの時はカグが何とか場を和ませてくれたから良かったけど……毎度そうなるわけじゃないんだから」
あの時、カグがいなかったらきっといつまでも言い争っていたと思う
あたしも頭に、血が上っちゃってたし、抑えるつもりもなかったから
