「ん?何なに?」


『じ〜つはっ!それ、うちの会社が広告担当なの!』


「うそっ!?」


『で、あたしがその担当者♪』


「まじ!?」


『一緒に仕事できるよ〜!!』


「やった!嬉しい〜〜!!!」


大阪に来て災難続きだったが、ここでようやく運が回って来たと由美子は思った。


『友だちの会社ですって上司に話したら、あたしが担当していいって言われて。一緒に頑張ろうね!』


「うん!」