「石田ゆかり、、、で、ピンと来るかしら?」


「え!?石田ゆかりって、あの女優の!?」


「本当に全く聞かされてないのね。」


西牧は腕組みをしながら、由美子に困ったような表情を向けた。


「今回、うちの会社の顔として出てくれることになったの。いわば、私たちはそれのお手伝いってわけ。」


「えー!凄いじゃないですか!!」


仕事とはいえ、あの大人気女優、石田ゆかりに会えるなんてと思うと、由美子はかなりわくわくした。