「誰に?」

「だから、オレが彼女が好きってこととかに。」

「だって、女優とあたし比べてもしょうがないじゃん。ヤキモチ妬くなんてバカでしょ。」

「・・・。だから、由美子はクールだよなあ。」

「は?」

なんとなく周平の言葉が自分への物足りなさを感じさせて、由美子は少し腹が立った。