ブレザーの女の子は、あたしのことなんか見えないみたいに、アイツに話しかけている。


そこに電車が来たから、あたしはアイツを待たずにさっさと電車に乗り込んだ。


空いてる座席について、バッグから本を取り出して読み始める。


本の内容は全然頭に入ってこない。
いつもは気にならない、誰かの話し声とか携帯を操作する雑音がやたらと耳に届く。


これって、あたし…。
これが世にいうヤキモチってやつではないんだろうか!