感動して羨望の眼差しで見つめていると
不意にこちら向いた大宮さんとバチと目が合った
「ぇえっと……芦屋未来さん?」
「え、…っあ、はい!!」
なんであたしの名前……
戸惑うように聞いてきた大宮さんは、
あたしが過剰に返事を返すと安心したように笑う
「良かった、名前間違ってたらどうしようかと思ったから」
「…はぁ」
「俺、修平の大学時代のツレなんだ。さっきはごめんね?俺のせいで怒られちゃって」
本当に申し訳なさそうに大宮さんが言う
な、なんて丁寧な方………っ!!!
最近、理央から始まり淘汰に至るまで、
雑な扱いしか受けてなかったから無性に感動してしまう。
やっぱり、一台ほしいです
「い、いえ!!!あたしこそ、騒いじゃってすみません……」
手を顔の前でブンブン振って。不安そうにしている大宮さんに大丈夫だとアピールをする
「ありがとう」
ふわっと。惚けるような笑み
どまるで天使を思わせるような、そんな
あぁ、なんかすっごく可愛らしい方だなぁ……
しみじみと。
癒されるのを感じる


