二人は………
付き合ってい------…
心の中でそうひらめいた時だった
奈津子さんがこれでもかってぐらい照れた顔で言う
「ねぇ未来ちゃん。淘汰くんは直帰?」
…ないですね
さっきまでの胸のポカポカが嘘みたいに引いていく
笹原部長もあたしとまではいかないものの、
またその話かと苦笑いをした
ははっ…ほんと、どれだけしつこいんだ、全く
「…淘汰ですか?さぁ今日は用事があったので一度も話していませんが」
勿論、ウソ
今日の飲み会について綿密な打ち合わせをしました
だけどそんなことを漏らせば
たちまちあたしは嫉妬で狂った奈津子さんの餌食になるだろう……
以前、淘汰にお弁当を作ってきた奈津子さんの部下の哀れな姿をあたしは知っている
「そう…残念ね」
シュンと項垂れる奈津子さん
ここだけ見ればこんなに可愛い人はいないのに……
もったいなさすぎる


