干物女の恋愛事情












目の前で自分で作ったごはんを美味しそうに食べる淘汰




まぁいいよ。それは。


こっちまで美味しくなるから



だけど……




「ねぇ…」


「はい」


もぐもぐしながら淘汰があたしを見る




「…彼女、作らないの?」


「またそれですか…いりませんよそんなもの」





そう。淘汰には彼女がいない



淘汰はモテるのにあたしが入社して初めて淘汰と喋ってから

淘汰はずっと彼女がいないと思う




いや、あたしのせいとかではなくて。


淘汰が告白されても全て断ってるんだ



理由は知らない


聞いても教えてくれないから



「秘密です」っていっつもはぐらかされる




まぁ淘汰が彼女できようとできなかろうとぶっちゃげあたしには関係のない話なんだけど


つい数日前からそうも言ってられなくなった