干物女の恋愛事情










見慣れた淘汰の部屋が視界一杯に広がる


後ろで扉が閉まる音がした



そして隣には髪の毛を乱した淘汰くん



せっかく綺麗にセットされてたのにもったいない


あたしがやったんだけど。




「うわー!!美味しそっ」



淘汰愛用のお洒落な一つ脚テーブルに


昼食にはもったいないくらいの豪勢な食事



思わずゴクリと生唾を飲み込んだ




「淘汰食べていい!?ねぇいい!?!?」



早く食べたくてうずうずしてるのに


淘汰はニッコリと笑って「ダメです」と言った



えぇ!!?

なんで!!?

淘汰が朝ごはん食べにこいって言ったのに!!!!



恨めしい目で淘汰を睨む



あたしの好きなものは仕事の次にごはん!!

色気なんて糞くらえだ!!!



そんなあたしのことを知っている淘汰は苦笑いをして。


「まぁ待ってください。先輩はまずこれに着替えて?」



差し出されたのは淘汰のルームウエア


なんで淘汰の服?


頭に疑問符を浮かべていると

淘汰があたしの寝巻きを掴んで一つボタンを外す



「淘汰…?」


驚いて名前を呼ぶ


「先輩、これ寝巻きですか?」


「え…うん」


「無防備すぎなんです先輩は。」



淘汰ははにかむような笑顔を見せた後、

バスっと勢いよくあたしに淘汰の服を着せた



「なっ…!!」



一気に首から下ろさせ腕をと押すタイミングを失ったあたし


ペンギンみたいにひょこひょこ歩く姿になってしまった



「淘汰!?いきなりなにするの…!?!?」


「可愛いですよ先輩。あ、早くごはん食べちゃってください」



ニッコリと笑う





な、ななな


なんなんだあいつは-----!!!!!!