「ほほぉ。さては自分が置いてかれるって心配なんですか?」


「はぁ!?どういう意味よ」




ああぁぁっ…

もうやめといたほうが、理央さん


貴方の好きな男性諸君がドン引きの目を向けてますよ




そんなことを思っていながらも二人の会話に割って入って行けず


ただアタフタとしていると、



「…先輩みっけ」



そんな甘い声と共に首に腕が回りグンっと引き寄せられる


この感覚を昨日ならず

今日までも感じるのは本当についてない…



またしてもあの苺の甘酢っぱい香りに包まれた




「先輩、おはようございます」



驚きに目を丸くするあたしを見つめニコっと笑った彼。



そう、あたしの恋人。


噂上はね…。



おはよう。なんて彼女らしい挨拶の代わりに、

あたしの首に腕を回しホールドする淘汰を睨んでやった



だけど全く効果がなし。



「あれ、シャンプー変えました?」


なんて…のんきなことを呑気な顔をで言ってる