毎日一緒に登校して帰って…

毎日が楽しかった。そうやって毎日が進んだ。


いつのまにか、付き合って5ヶ月記念日になっていた。2月22日。冬から春へかわろうとしていた。

『奏恵アンド黒羽…5ヶ月記念おめでとぉー』

『ありがとっ!愛香ぁ!』


この学校は、誰が誰と付き合おうがなぁんにもいわない。むしろ祝ってくれる。こんなに楽しい毎日を求めてた。

『奏恵ぇ外みてよ』

奏恵は、外をみた。

『あの人、1時間目からずっといるんだよね…』

校門の前に、彩香がたっていた。どうして彩香がたっているの?今は、いつも通りでいうと4時間目の時間にあてはまる。彩香は、どうしてここにいるのだろう。


彩香は、4時間目がおわってもいた。奏恵は、走って校門までいった。彩香は、ずっと奏恵のほうをにらんでいた。

『彩香…どうしてここにいるの?』

『あのね…爽太が帰ってくる。』

『こんなにはやく?』

『そう思うわよね…。なんか爽太は、こっちにもどって一人暮らしがしたいんだって…』

『これをいいにきたの?よかったじゃない…。また会えるね!』

『私もそう思ってたわ…。でもね…爽太は…』

彩香は、泣き出した。

『爽太は、美空高校には通わず、ここ高明高校に通うんだって…』

『へぇー…そうなんだぁ』

奏恵にとっては、どうでもいい話だった。でも彩香にとっては、違った。

『へぇー…じゃないわよ!どーせあんたでしょ?爽太を美空高校通わせないように仕向けたのは!!』

パンッ

彩香は、奏恵をぶった。少し、取っ組み合いのようになった。すると、教室からみていた愛香がこっちにきた。

『奏恵に手をださないで!』

『あなた誰?部外者は、はいってこないでよ!』

『私は、渡瀬愛香よ!あなたこそだれよ!!』

『私?私は、田口彩香よ!どっかいってよ…』

『どっかいくのは、そっちよ!ここは、美空高校じゃないの!!高明高校をあらさないでちょうだい!』

2人は、言い合いになった。彩香は、いやいや帰っていった。奏恵は、教室にもどるとさっきのことを説明した。

元彼?の菊地爽太がこっちにかえってくる。でも、美空高校には通わず、高明高校に通う。どうしてなのか…?何の目的があるのか…。