奏恵は、黒羽をみた。メガネをかけるだけでみためって、かわるんだ…。


『なに?俺の顔になんかついてる?』

『ううん。』

そのまま学校案内がはじまった。1階、2階、3階…。

『ここが図書室。』

『へぇ…あっ!あのドアの向こうになにがあるの?』
奏恵は、図書室よりその奥にある部屋がきになった。奏恵は、走ってドアの前にいった。奏恵は、ドアのぶをねじったがドアは、開かなかった。

『カギあいてねぇっつうの。』

黒羽は、ドアのカギを開けてくれた。その部屋は、真っ暗だった。

『この部屋真っ暗なんだね。なんにもないなら違うとこいこっ!』

『ここに座れっ』

黒羽は、奏恵を壁のほうに座らせた。そこには、ソファーがあった。

黒羽は、奏恵の目を手で隠した。

『ちょっ…なに…』

奏恵は、黒羽の手をはなそうとした。また何かされると思いこわかった。でもすぐに黒羽は、手をはなした。奏恵は、少しずつ目をあけた。目の前には、たくさんの花火が打ち上げられていた。

『うわぁー!すごい!こんなプラネタリウムみたいな花火あるんだねっ!』

『多分この学校にしかないぜ。すごいだろ?!』

『うんっ!すごい!もっとみたい。』

奏恵は、うれしくて顔がわらった。

ドンッ!

黒羽は、奏恵をおしたおして顔をちかづけてキスをした。奏恵は、目をひらいた。黒羽は、目をつぶっていた。

『黒羽くん…やめて!』

黒羽は、目をあけて起き上がった。

『ごめん…。俺…お前にちかづかないっていってたのに…。』

黒羽は、奏恵からはなれた。

『じゃっ…次いこっかぁ…。』

黒羽は、素直だった。前とは、別人みたいだった。