次の日になり、奏恵の家に菊地がきた。奏恵は、体調が優れなかったので、学校を休むことにした。

『ごめん…爽太…。今日、しんどいから学校休むね…。ごめんね…。』

『そっか…。じゃあ、学校に連絡しとくな!体調管理は、しっかりしとけよ!じゃあ…』

菊地は、学校に向かった。
奏恵は、リビングのソファーに座って一息ついた。学校にいかなかったらどうなりのだろう。自分は、何をしたのだろう…。

そして3時間がたった。その時、家のチャイムがなった。インターホンをみると、画面には、菊地がいた。
『どーしたの爽太?今は、2時間目じゃない…』

菊地は、勝手に家の中にはいってきた。

『お前が心配だったから…。ほら奏恵は、横にならないと…。』

菊地は、奏恵をおした。奏恵は、おされるがままにソファーに座った。

『しんどくないか?お腹痛いか?病名は?』

菊地は、どんどんきいてくる。

『大丈夫…。たいしたことないから…。そんなことより、彩香と爽太は、どんな関係なの??彩香は、幼なじみ的っていってたけど、本当?』

『あぁ、そうだけど…。それがどうかしたのかぁ?』

菊地は、焦った表情でもなく、ほうぜんとしていた。
『ホント?彩香と爽太は、恋愛関係じゃない?』

『うーん…。なんか高校生になる少しまえに告られた。でも、中学んときもそういやぁ、あったなぁ…。』

奏恵は、考えた。彩香は、爽太が好き??
わかんない…。

『なんで爽太は、告白にOKしなかったの??』

『だって、彩香は、小さい時から一緒だったし…。なんか恋愛対象には、はいらないんだよね』

『そうなんだぁ…。』


彩香は、爽太が好き。だから、私を傷つけるの?彩香…。私、彩香のことが友達として好きよ?だけど、あなたは、私のことが嫌いなのかなぁ…。あのことっていうのは、爽太と別れろって意味??私は、そうとらえちゃう。


『ねぇ、爽太?彩香は、私のことをうらんでたりするのかなぁ…』

『えっ?どういう意味?』

『わかんなかったらいいの…。私は、爽太が大好きよ。世界で1番。』

『どうしたんだよ…。急に…。おっオレも奏恵が好きだ。』

世界で1番じゃないの??私は、爽太が世界で1番好き。でも爽太は、違うんだね…。

『爽太。今からでもいいから学校にいって、授業うけて!私は、大丈夫だから。』

『えっ…でも…』

『内申点下がっちゃうよぉ…。ほらほら、でてでて。』

奏恵は、菊地を立たせて家からだした。奏恵は、手をふって、菊地をおくった。
私、明日彩香に聞いてみるよ!!