「あ、私の家ここです!」 長島が、広そうな一軒家を指差して言った。 へぇ...、意外とでかいんだな。 「送ってくれてありがとうございました!」 そう言って、頭を下げる長島。 「ん、別にいいよ」 「じゃあ、また明日!」 長島は、そう言って、スキップしながら家の中へ入っていく。 物凄く嬉しそうだな...。 そう思うと、自然と口元が綻ぶ俺。 「...さてと、帰るか」 俺は、今歩いてきた道を戻って、自分の家へ向かった。