俺は、真っ赤な顔を隠すように、長島から顔を背けた。






「川野くん大好きでーす」






「.........」






こんな風に、好き好きばっかり言われても、どういう反応すればいいか分からない。






そもそも、俺に近づく奴なんてあんまりいなかったし。





何か知らないけど、皆から怖がられている俺。







それでも、こいつだけは、毎日必ず俺の教室に来るんだ。







そして、『好き』とかを連発する。







...そんなに素直に言われても、照れるっつーか...。







やっぱ俺...、おかしいな。






こいつといると、調子狂う...。