「...送って行こうか?」 「...へ?」 今のは...、誰が言ったんでしょうか? 川野くんの声だったよね...? いやいや、川野くんがそんな事言うはずないじゃん! いや、でも... 「ほら、行くぞ」 「きゃっ!」 川野くんが、私を手を握って歩き出した。 て、てててて手! 手、握ってる! たぶん、私の顔は真っ赤だと思う。 でも...、幸せだぁ...! 家までの帰り道、私はずっと幸せだった。 川野くん、大好きです!