それから俺の家へ行って傷口の消毒をして、里のみんながいるところに戻ると、人数が増えてた。 ざっと15人くらい。 「……え?」 「きっと東の赤鬼でしょう」 固まる俺に淋は、それでも私より年上ですかというように、困ったように淡く笑って言った。 その後は全員で家を建てて、合併の儀式とかいうものをして宴になった。 当然、来た者たちの中に男もいて、俺は淋に寄って来る男を追い払うのに必死だった。