そして、アレやコレや準備とかを色々していると、あっという間にロクに戦闘経験もない、俺らがヒトを殺めに行くのだった。


自分の能力を扱えるようにしていたので、攻撃することにおいてさほど問題はなかったけど、問題だったのは味方の人間を守ることだった。


相手が使ってくるだろうと予想されていた武器が全く違ったのだ。


俺らは鬼だから傷の治りは早いけど、傷を作ったら痛いのは当たり前だし、血が出るのも当たり前だ。


だから容易に人間の盾になることなんて出来なかった。


そんなこんなで、俺が派遣されたところでは味方が相手を全て打ち取り、ここは勝利した。


そして俺は、自分のトコが片付いたので、百合比瑪の所に行ったのだった。