「えー。」
「みぢゅの未来の恋人いるかもよぉ」

そっちね。
男かよ。

「ありえなぁいー」
「年下とかぜったいない」

あたしは、このときほんとに後輩と付き合う気なんて
全く無かった。

恋愛では、男の人に守ってもらいたかったから。

でも、まさかこのとき、一生の傷と一生の幸せをくれる人
が入学してくるなんて思ってなかった。