「…遊愛、これ持ってて。」

「えっ…うん。」



渡されたのは、ラムネ2本。
ちょっとぬるくなってる。



「………なさい。」

「あぁ?」

「その汚い手を離しなさい!!」

「あぁ!?美人だからって調子にのってんなよ!!」



―――殴られる!



そう思って、あたしは覚悟を決めた。
楓花は反撃する気配ありだけど。



でも、あたしたちと男たちの間に入る1つの影があった。



「誰の女に手ぇ出してんだよ。」



そう言った豹の声は怒ったときの低い声。
楓花はムッとしたようなほっとしたような複雑な表情になってる。



それと同時にあたしの後ろから腕が回ってきた。
蒼空のいい感じの筋肉が背中にぴたっとくっついててドキドキする///