True Azure






「ク―――――っ!!」



クーちゃんは…跳んだ。



今までのイルカたちの中で一番輝いていた。
隣にいる遊愛は静かに涙を流してる。



僕自身も、なんだか泣きそうだ…。
クーちゃんありがとうっ



遊愛に希望をくれて…!



「蒼空…クーちゃん、跳べたね…!」

「うん…跳べたっ…だから遊愛も、諦めちゃダメだよ?」

「うん!クーちゃんが頑張ったんだから、あたしも頑張らないとね!!」

「僕、絶対遊愛を死なせたりしないから…ずっと僕の傍で笑ってて?」

「そ、それってっ…プロポーズ!?」



まぁある意味そうかも。
とにかく、僕は遊愛がいなくなるなんて嫌だから!



遊愛がずっと傍にいてくれるなら、プロポーズだってするよ?
それくらい僕は遊愛が好きだよ♪