True Azure






「………クーちゃん!!頑張れっ!!」

「クー…」

「クーちゃんなら絶対出来るよっだから…諦めないで!!」

「遊愛…」



僕は、遊愛と繋ぐ手に強く力を込めた。
…遊愛が震えてるから。



―――安心してね、遊愛。絶対助けるから。



そんな想いが君に届きますように。



そして、クーちゃん。
―――頑張れ!!



クーちゃんが頑張ったら、きっと遊愛の希望になるから。
僕の愛する人に奇跡は起こるってこと、教えてあげて。



大袈裟かもしれない…けどっ



今の遊愛にはとっても、とっても大事なことだと思うんだっ!!



「―――頑張れクーちゃんっ!!」