『好きだよ』

って言ったら

「俺も好き」

って君は言うけれど


その″好き″は
いつだって偽物だった


私の望む″好き″を
君はいつだってくれなかったね


『さよなら』

って言ったら

「行かないで」

って君は泣くけれど

その涙は私の為に流したものですか?


それすら、もう
分からなくなってしまったよ


ねえ、どうして君は…




泣きながら私の名を呼ぶのですか?