君が俺を好きでいてくれていると

自惚れてもいいですか?


「…だから、離れた

もう、考えないように
もう、好きにならなくていいように」


微かに震える君の声


「でもね、…だめだったんだあ…っ」


くしゃりと前髪を握りしめて
弱々しく呟く君の姿が

いまにも消えてしまいそうで

俺はたまらなく不安になった