ずるずると膝から崩れ落ちる


「…愛…愛っ」


何度君の名を呼んでも

"なあに?"

あの優しい声はきこえてこなくて

ああ、
ほんとに君はもういないんだ

そう実感させられた


ぽたっ

さっき君の瞳から落ちた雫が
俺の瞳からもこぼれおちる