「そう思いたいなら
そう思っていればいい

でもこれだけは忠告させて
…もう愛ちゃんは
準備を始めているかもしれないよ」


瞳を伏せて
そっと俺の服を離した


「…あたし浮気だけはしないって
決めてたから、取り乱してごめんね?

でも、もう朔弥とは会えない」


笑顔で言う彼女に
背を向けて彼女の部屋をでる